庭石の商品としての流れ
古来 自然に有った石を観賞するため近くの山、川、海岸から運び庭へ据えて楽しんでいました。昔大名などは権力に物を言わせ遠くから大きい変わった物を運ばせ自慢をしていました。
近年庭も一般化し、交通も発達し本州はもとより北海道、九州、はてわ外国からも入ってきます。ほとんどの場合 産地に採取業者がいて、卸し業者、造園業者、施主と言った流れになります。最近では産地の庭石の減少、採取業者の採算割れ 自然保護などで産地から出る石はほとんどなくなりました。
現在では石屋さん造園屋さんの在庫品と庭の解体による処分品の利用がほとんどになりました。
また大量の石材を使った石庭、土止めとしての石積みも少なくなり庭石の需要も少なくなってきています。
庭石の種類
産地の名前での呼び名、京都の石、四国の石、高野の石、長野の石、福井の石、など
石自体での呼び名、加茂石、鞍馬石、さじ石、貴船石、赤玉石、真黒石、桃取石など
使用目的での呼び名、立石、景石 沓石、飛び石、崩れ石など また鉢前などの役石としての名前、 手燭石 足洗い、桶上げ石 かがみ石また飛び石の踏みわけに使う伽藍石 蹲のあわけしなど地方によって呼び名も違います
庭石使用の現状
現在の庭園は住宅の洋風化で古来の名石と呼ばれる石や大きい石は余り使われなくなりました.
小さい目でモニメント風の使用方法が多いです、たとえば 石をわざと矢で割って矢の跡を見せたり、斜めに据えたり、昔は価値のない岩肌の石や切断した物の切断面を見せた使い方もしています。
インドネシア、中国 他の国からも輸入されています。
当園展示場
当園ではお客様に気に行った石を選んでもらうために出来るだけ色々な石をそろえてお待ちしております。
また大きい石を切断したり割れた所を直したり 色石で黒ずんで汚れた石を色々な方法で洗浄しております。
庭石の運搬 据え変え 引き取りなど何でもご相談ください。